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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第7章 キス


「あ、ん……ぁ……」

快感で全身が勝手にビクビクと震えて、身体の自由が全くきかない。

私の身体なのに、私じゃないみたいだ。
なに、これ。
どうして……?

「みわっち……」

どうなってしまうの。
自分が、分からない。

「や……あ……きせくん……も……こわい……」

「……みわっち」

合間合間になんとか言葉を紡いで……それと同時に離れる唇。

黄瀬くん、私が怖いって言ったら"ごめんね"って優しく囁いて、すぐ止めてくれた。

本当は、黄瀬くんが怖いんじゃなくて、自分がどうなるのか分からなくて怖かったの……。

キスは一旦中断。

なぜかガクガクする腰を、黄瀬くんの腕がギュッと抱きしめてくれる。

「みわっち、大丈夫っスか?」

腰を引き寄せられた途端、下腹部に熱くて硬いものが当たった。

思わず視線を落とすと、黄瀬くんのオトコの部分が、大きく盛り上がっていて。

「あの、き、きせく……」

黄瀬くんが、私が下を見ていることに気づくと、少し顔を赤くした。

「あ……ごめん、オレ、興奮しすぎっスね……」

こんな顔は学校では絶対に見れない。

キスしてる時の男の顔。
今目の前の可愛い男の子の顔。

見た事のない顔に、胸の奥が騒ぐ。
これも、全く知らない感情。

「もー……みわっち、あんま見ないで欲しいんスけど」

照れを隠すように額に軽くキスをした。

なんだか……嬉しかった。

どれも、説明できない感情だ。




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