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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第43章 告白


「っは……はぁ、涼太……なんで、こんな事……」

突然の事と、抗えない快感で頭の中が混乱して、涙がぼろぼろ零れてくる。

下着の中がグショグショだ。
新しいの……買わなきゃ……。

そんな事を冷静に考えている自分がおかしくて、更に訳がわからない。

「……だから、別に」

自分の処理を黙々とする涼太。
太腿に私の愛液が滴っているのを見て思わず目をそらす。

……怒ってるって言ったら……今朝のしか……。

「……小堀先輩に助けて貰ったの、怒ってるの?」

「……コイビトの可愛いヤキモチ、ってヤツっスか」

ぜ、全然可愛くない……あの激しい行為を思い出して、頭まで熱くなる。

「……なんか、怖かった……」

私のその言葉を受けた涼太の表情が、曇った。
それは、間違いなく後悔の色。

無理矢理……あんな風にして、ひどい。
そう思っているのは、嘘じゃない。

それなのに、あんなに感じた自分がみっともなくて、どうしようもなくて泣けてくる。

「……なんで小堀先輩に妬くの……? 助けて貰ったっていうなら、合宿の時に笠松先輩にも同じように助けて貰ったし……」

「……誰相手にも妬くっスよ。みわだって分かってんスよね」

……そうだ。
私だって、醜く嫉妬した。

たとえ、助けるためとか……分かってても……嫌なものは嫌だ。

その気持ちは、嫌という程知っている。

「……ごめん、なさい……」

涼太が自分の髪をグシャグシャにして俯く。

「……いや、オレが悪い。ガキみてーなことしたっス。ごめん」

……ばか。
なんでそんなに傷ついた顔をするの。

……大好きな、ひと……。

「……優しくキスしてくれたら、許して、あげる……」

「……仰せのままに、お姫様」

さっきの行為とは対照的な優しく、優しく、甘やかなキス。

ごめんねって声が聞こえるみたいだ。

……私は、涼太に夢中だった。



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