第42章 休日の過ごし方
冷蔵庫をゴソゴソと漁っていると、みわがふらふらとやってきた。
「みわ、まだ無理しないでいいっスよ?」
「ううん、今日は一緒にキッチンに立つの」
朝オレが言ってたことだ。
……嬉しい。
「冷蔵庫、カレーの残りとかなんスけど」
「じゃあ、簡単にカレードリアにしようか」
「美味そうっスね! 賛成!」
「了解っ」
そう言ってみわはエプロンを着けた。
上はTシャツを着ている。下は下着姿だ。
……。
「みわ、こういう時には裸エプロンをしてくんないと」
「……え!?」
途端に顔が赤くなる。
この反応、たまんねっス。
「……脱いだ方がいいってこと……?」
うう、純粋なみわ、ごめん。
オレは欲望に勝てないっス。
「そのTシャツと下着を脱いでくれると、涼太君が喜ぶっスわ」
ダメモト。
男の夢。
「え、ええ……」
めちゃくちゃ悩んでる。
当然か。
でも、ここまで来たら見たい。
真面目な優等生みわのエロい姿。
「……ダメならいいんスけど」
「わ、分かった、ちょっと後ろ向いてて!」
え。
これはもしや。
大人しく後ろを向いていると、衣擦れの音が。
もしや。
「……あんまり、見ないでね?」
もしや、もしや。
振り向いたそこには、男の夢、裸エプロンが。
ちょ、
ちょっと、
ちょっとエロすぎ!
「ちょ、ちょっと涼太、ニヤニヤしすぎ! 見ないでってば!」
「無理っス……うう、刺激が……」
ヤバい。下の涼太君まで喜んでる。
「もう、お昼作るんだからね!」
顔を赤らめてグラタン皿に準備をしていくみわ。
ああ、横から胸が……柔らかそう……
あ、後ろ向いちゃった……
あああ、お尻が……
「これでオーブンセット、っと……」
レンジに2皿並べて、オーブンモードにセット。
「少し時間かかるけど、これで……」
こちらを振り向こうとした彼女を、堪らず後ろから抱き締めた。
「ちょ、涼太!?」
「……みわがエロいからいけないんス」
ああ、ちょっとしたワガママのつもりだったのに。
「みわ、お尻丸出しっスよ……」
「……っあ!?」
背中から臀部にかけて、指でなぞると思った以上の反応。
「みわも、興奮してる?」
ああ、いじめたい。