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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第42章 休日の過ごし方


「あ……っ……あああ……」

欲しい。

こんなに深く深く、繋がってるのに。
もう、今までにないくらい長い時間ひとつになっているのに。

もっと欲しい。
涼太が。

「りょ……うたぁ、おねが、動いて……」

「ん、みわ、動くっスよ」

食べられてしまうようなキスをしながら、涼太が少しだけ、腰を動かした。

途端に、膣の中……いや、子宮? 内臓?
ぶわっと下半身から全身に快感が走る。

「ぅあ……んっ……!」

下半身がドロドロに溶けて、なくなりそう。
気持ち良すぎて、気が遠くなる。

身を捩って逃げたいのに、顔すら自分の意思では動かせない。

ゆっくりとした動きなのに、密着したまま涼太が動くたびに、今まで感じたことのない痺れが身体を震わせる。

「や、やあっ……なに、これぇああっ、んん……っ!」

「イイ? ずっと、締まってる」

「涼太あ、涼太っ……なんなのっこれ、なにしてるのっ……っああんっ!」

もう、何が絶頂なのかが分からない。
さっき、一度いってから ずっとそのままいってしまっているような感覚。

「なーんにも。ゆっくり、動かしてるだけ……時間かけてゆっくりシた結果っスかね」

涼太が微笑んで言うけど、涼太も大粒の汗を流して、耐えているのが分かる。

「ひあ……も……あああっ……」

あったかくて、気持ちよくて、きもちよくて……ずっと、いってる……

「あ……わたし、なんでこんなに気持ち、いっ……」

「みわ、最高……好きっスよ」

その甘い声ですら、耳から脳に響いて快感を増長させる。

ゆっくりゆっくりされると、時間の感覚も、自分の身体の感覚すらない。

暫くする頃には、涼太と溶け合って気持ちいい以外の感覚が、なかった。

「すき……すき りょうたぁ……だいすき……りょうたも、きもちよくなって……」

「ちょう……気持ちいっスよ……今日は出す気なかったのに……ごめん、みわ、もっとイカせてあげたいけど、オレも……イキそ……」

「っあああーーーー……」

少しだけ速く腰を動かされて、また絶頂の更に上のところから絶頂感が全身を包む。

「みわ……っ……」

宝石の瞳に見つめられて、いった。
涼太が果てたのをナカで感じて、またいった。

涼太の『あいしてる』 の言葉に、私の気持ちが重なった。



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