第42章 休日の過ごし方

「涼太……どう……？」

聞かなくても、こんな慣れない手つきでさわさわしても気持ち良くないだろうというのは分かるんだけど……。

ちょっと、不安で。

「……いつもみわに触られるとふわふわ心地いいけど、今日はなんか、気持ちいいっス」

……気持ちいいって、涼太の口から聞けるのすごく嬉しい。

「……涼太は、声出さないの？　なんかいつも私だけで、恥ずかしい」

涼太が少し照れた顔をする。

「いやー流石に、ヤローの喘ぎ声はみっともないっつーか……それでもみわんナカ入ると、我慢しきれないんスけど」

「……涼太が喘ぐ声、好き」

いつも集中して聞けないけど、すごく色っぽくて……聞いてるだけで、感じる。

「……みっともないとか、そういうのはいいから、もし気持ちよくなってくれてるなら声、聞かせて欲しい、な……」

「う……前向きに検討するっス」

「へたくそでごめんね」

いつも、してもらってばっかりで甘えてばかりいたから。

「ヘタじゃねぇスよ」

涼太の手が優しく髪に触れる。

私も、鎖骨のあたりからゆっくり下って、少し硬くなった乳首の周りをさする。

少しの間そうして触ったあと、ゆっくりと、丁寧に先端を口に含んだ。
唇と舌を使って優しく愛撫する。

優しく、優しく。
想いが伝わるように。

「……んあ……みわソレ、きもちー……」

以前はくすぐったいって言ってた。
今日は、感じてくれてる。

その声を聞くだけで、私の中心が熱くなっていくのが分かる。

乳首を愛撫しながら、更に片方の手を下腹部へと向かわせる。
筋肉のついた締まった肉体が、微かに反応する。

お腹から太腿、膝など色々なところをさわさわと。

暫く全身を柔らかく触ってから下半身の茂みから指を忍ばせて、既に膨張しているペニスに優しく触れた。

……ちょっと恥ずかしいけど……


乳首にキスをしながら、両手で優しく先っぽや陰嚢を触る。

これで、合ってるかな。
いつもは強く扱いて、って言われるけど、今日は優しく触れたいから。

「っ、は……あ」

涼太が眉を顰めて声を上げた。

先端から浸み出している液体を塗りつけながら触ると、ヌルヌルと滑って手を動かしやすい。

少しでも反応してくれるの、嬉しい。
大好き。涼太。