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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第41章 貴方の好きな


昼休み、仲直りしてからは初めて3人が顔を合わせて話した。

「ごめんね〜、みわ……あたし彼と喧嘩しててさ、つい黄瀬に愚痴っちゃって。丁度見てたんだって? ごめん。反省してる」

あきがそう言って頭を下げた。
私としてはもうこの件を蒸し返すつもりはないので、いいんだけど……

「今度からはちゃんと、あんたがいる時に話すから。ホントごめんね」

……蒸し返すつもりはないけど……

「……何、話してたの?」

「ん? あの時? あ、じゃーちょっとみわ、そこ座って」

そこと言ってあきが指差したのは、黄瀬くんだった。

「わ、わ、わ、わたしが!?」

「いや、この際ちゃんと何話してたのか言っておいた方がいいかなってさ。あんた後から蒸し返すタイプじゃないし」

……何を話してたかっていうのは、気になってないと言ったらウソになる。

気になって、気になって。

「し、失礼します……」

観念して黄瀬くんに跨った。
かかかかおが、顔が近い!

「そんで〜…」

あきが、私の腰を掴んで、揺らし始める。

「こっちに動かすと痛いから、デカいならこっちの方がいいよってそういう話」

「えっ、ちょ、ほえ、えええ!?」

ちょっと、擦れて変な気分に……

「あんたもそう思うでしょ?」

「え!? え!? あ!? そうなのかな!? ていうかなんでこんな事話してるの!?」

……あれ……なんか、ムクムクと……涼太のが……硬くなってる……?

「ちょ、ちょっと、りょ、黄瀬くん」

「ふ、不可抗力っス」

異常に気付いたあきがニヤニヤしている。

「黄瀬あんた、ホントわっかりやす……」

「し、仕方ねーんスよ!!」

涼太も顔が赤くなっている。

「あっはっは! やっとあんたの高校生らしいとこが見れたわ! でもこれからはこういう話、3人でしていいって事よね?」

「……うん。私も、そういうのちゃんと気軽に話せるようになりたい!!」

「そんなに意気込んでなるモンじゃない気がするけど…うーん、じゃあまずは体位の話でもしよっか!」

「ほ!?」

そう言って、あきは手元のサンドイッチをもぐもぐと食べ始めた。

私も涼太から離れ、ふたりの間に腰掛ける。
なんかおかしな流れになってきた。


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