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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第40章 独占欲と


ど、どうしよう、眠れない。
昼間、寝過ぎた?

もう何時間こうしているだろう。
時計を見ると、既に日は変わってる。
やばい。寝なきゃ。寝なきゃ。

……寝付けない原因は、なんとなく分かってる。
昼間の涼太とのキスだ。

あの時に灯された火が、いつまでも身体で燻っていて、なかなか落ち着かない。

私、どんどん変態になっていく。嫌だ。
どうしよう。

……嫌なのに……この気持ちを発散させないと、とても眠れそうになかった。

涼太に背を向け、少し距離を置いて……下着に手を入れる。

以前、一度だけ自分で触った事がある。
死ぬほど恥ずかしいけど、他に発散できる方法が思いつかない。

借りて着ている涼太のTシャツを大胆に捲って鼻先に寄せると、ふんわりと涼太の甘い香りがする。

それだけで十分だった。息は荒くなり、頭の中には涼太が出てくる。

触れる手、唇、舌、……挿入される彼自身も生々しく思い出される。

指を自分で中に入れるのは躊躇われた。
既に湿り気を帯びている膣の粘液を使って、陰核をくりくりと弄る。

「……」

じわじわと、気持ちがいい。
だけどやっぱり、涼太がしてくれるのとは雲泥の差だ。

ああ、私、何してるんだろう……後ろで涼太が寝てるのに……。

それなのに、そう思うと秘部はどんどん濡れてくる。

少し気持ちいいけど、なんだろう……いつまでやっていても、いける気がしない。
快感には程遠い。

ムラムラした気持ちだけが膨れ上がる。

これ、もしかして逆効果?
前回も無理だったし……寝ようかな……ホントにバカ、自分。

少しずり下がった下着を戻そうと秘部から手を離したら、突然下半身に私のものではない指の感触。

「……やめちゃうの?」

……涼太の手だった。
うそ、見られた!?

「……オレ手伝おうか?」

「あ、や、やだ」

「みわっち、おかわりは言ってって、言ったのに……」

「あっ」

涼太の指が、陰核をくりくりと弄ぶ。
同じ事をしている筈なのに、快感に腰がうねってしまう。

「あっ、やだ、うそ、見ないで……ね、寝てた筈じゃ、あ」

「んー……寝てたんスけどね、みわっちがもそもそしてたからなんとなく目が覚めて」

最悪、最悪。
トイレか洗面所にでも行くべきだった。
恥ずかしい。こんなとこ、見られて……!


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