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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第39章 本音


もう、正気を保っていられない。
口からはだらしなく唾液が垂れ流されるのが分かるのだけど……。

それ以上何も考えられず、私の口からは喘ぎ声だけが漏れる。

涼太の熱くて太いペニスが突かれるたびに、ぐちゅ、ぬちゅと音が鳴り、容赦なく絶頂へ押し上げられていく。

クリトリスでいく時や、先ほど感じたような爆発的な絶頂じゃない。

「い、いっちゃ、う、ぅあーーーー……」

包み込んで、食らいついて離さないような、全身をいつまでも支配する絶頂感。

筆舌に尽くしがたい快楽に翻弄され、身体がどろどろに溶けるようだ。

「あ……うぅ……」

声が、出ない。
全神経が快感を感じることだけに集中してしまっていた。

「……みわっ……締めすぎ……はァ……」

「……っ、は、あ……!」

子宮から全身まで迸る快楽。
奥を突かれるたびに、液体がじんわりと布地に拡がっていくような絶頂が何度も訪れる。

「あっ、りょうた……あ、あ、あーー……」

涼太の背中に爪を立て、絶えず襲い来る快感を迎え入れた。

「……またイッたっスね……」

顎が上がり、締まりのない口は快楽に抗えず、ガクガクと上下する。

「みわ……気持ち、イイ?」

「ああ……涼太ぁ……きもち……い……」

「……オレも……っ」

オレも。
その言葉が嬉しくて。

涼太が力強く腰を打ち付けると、またすぐに絶頂を迎え膣が極限まで締まる。

「あ、あぅ……アアアア!」

「みわ、みわ、熱い……っ、ごめん、もう……イク……ッ」

涼太のペニスが一瞬膨れ上がり、精液を大量に放出した。

ふたりの腰がビクンビクンと波打っている。
お互い果ててもなお、快感に襲われていた。

幸せ。
こうして、世界で一番近くに居られる事が幸せすぎて、気持ち良すぎて、涙が止まらない。

「……みわ、苦しい? 大丈夫?」

「ハァ、ハァ……だいじょう、ぶ……」

優しく指で涙を拭ってくれた。



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