第39章 本音
部屋が明るい。
いつもは、間接照明だけだから薄暗くてお互いの裸もハッキリとは見えないのに。
この明るさは恥ずかしい!
お風呂場も明るかったけど、湯気もあるしこんな風にゆっくりじっと見られるような状況じゃなかった。
抵抗したいのに、唇が重なっている事で頭が朦朧として、指先に力が入らない。
胸元を軽く押し返すのにとどまってしまう。
その指が触れた胸板も、いつもより厚く逞しいものに感じ、恥ずかしくなる。
身体は、口からずっと麻酔をかけられているような、痺れて全く自由が効かない状態。
まだキスは続いていて、彼の顔は眼前にあるから恥ずかしい部分は見られてないけど、大きな手が部屋着のボタンを外している。
だめ……!
就寝時にはブラジャーを着けていないから、気持ちとは裏腹に、すぐに乳房がさらけ出された。
「あ、……っ、見ないで……!」
思わず、両手で覆い隠す。
「ん〜……?」
気付いた彼の手が、手首を掴み私の頭の上でガッチリと固定した。
「えっ、あ」
長かったキスが途切れ、涼太は片手で私を拘束したまま、自分の服も脱ぎ、私を見下ろす。
「みわ……たってる、ここ」
「あっ!」
そっと先端の膨らみに口づけをされると痺れるような快感が下腹部に向かって拡がっていく。
「あっ、あぅ、んんんっ……!」
「感じてるっスね、みわ」
こうして身体を重ねるのは、本当に久しぶりだ。
先日も途中でやめてしまったし。
恥ずかしいほど、下半身が疼く。
じわじわと自分から浸み出す愛液を感じる。
「はぁ……あん……ッ」
唯一自由な足を、もじもじと彼の腰に擦り付けてしまう。
愛撫されるのも勿論最高に気持ちいいけれど、今は、涼太のペニスが、欲しい。
この発狂寸前の膣内を蹂躙して欲しい。
「涼太……」
「うん?」
「も、……入って……きて、お願い」
「……まだ始まったばかりっスよ?」
「はぁ、はぁ……おねが……ここ、疼いて……止まらないのっ……止めて、止めて、涼太っ」
私は初めて、自ら脚を開き秘部の入り口の花弁を指し懇願した。
欲しい。欲しい。
熱い涼太を、奥まで。壊れるまで。
「ちょ、なんで、そんな可愛いこと言うんスか……っ」
素早くコンドームを被せた硬くて熱いペニスが私の入り口にあてがわれる。