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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第38章 嫉妬と喧嘩


黄瀬くんのばか。
ばか。

……何が違うのよ、全然違わないよ。
抱き合ってたのは、事実じゃない。

……

……私が嫌なのは……だって……



……バカなのは、私か……。

泣きすぎた。
頭痛い。

あきが来た時以外はいつも黄瀬くんのベッドで寝ていたから、この部屋でひとりで寝るのは初めて……。

さっきの一言。
やっぱり、普段から私が積極的にそういう話をしない事を、気にしてたんだ。

……当たり前か。
黄瀬くんを聖人君子のように仕立て上げて、甘えきってたのは私だ。

あきの方が、色々知っているしあの性格だし、気軽に相談出来るんだろう。

私なんかより……ずっと。



……やだ……親友相手に、何考えてんの。

あきは、大事な彼氏がいるんだから。
大事な親友なんだから。

こんな気持ち、持ちたくない。

黄瀬くんとこんな風にぶつかったの、初めてだ。
どうしたらいいのか、分からない。

元に戻れるのかな、私たち。



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