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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第36章 隣の芝生は青いのか


「……っ、ふっ……」

今日はみわっちがおかしい。
オレの彼女がまたおかしい。

始まってからずっと枕に顔をうずめて声を出さないようにしてる。

「みわっち、キモチいー?」

「……っ……」

枕から顔を外さずに小さく頷く。
うーん、いや、それも可愛いんスけどね。

オレとしてはやっぱり、いつものカワイイ声聞きたいし……。

感じてる顔、見たいし……。

声を我慢してるからか、いつもよりも濡れるのに時間がかかってる気もするし。

イイコトないじゃないっスか。

いつもよりも少し指の動きを激しくしてみる。
鳴かぬなら、ってヤツっスか。

「っ!? んん……!」

逆に、枕を更に強く顔に押し付けてしまった。

……

なんか、こう、無理矢理してる気がしてイヤっスね……。

……みわっち、乗り気じゃなかったのかな。
まあ、そういう時もあるっスよね。

「みわっち、今日はやめるっスか? また、気分が乗る時にしよ?」

そう言っても、みわっちは首をふるふると横に振っている。

わ、わかんねーっス!
イヤなんじゃないんスか!?
じゃあなんで!?

「みわっち、声出してよ」

わざと聞かせるようにちゅくちゅくと音を立てる。

「んんっ、……!」

それでも枕から顔を離そうとはしない。

確かに感じてはいるようで、下半身はビクビクと反応しているのに。

「……みわっち〜……」

理由も言ってくれないし、どこまでも頑なに声を出さないみわっちに、さすがにちょっとガマンならなくなった。

指でナカをかき混ぜながら、さっとコンドームを装着する。

「ふっ……んっ、んっ、んん」

「みわっち! なんで抑えてんスか? 気持ちよくないんスか? オレの事キライなんスか?」

ひたすらふるふると首を振るだけだ。

「もう、入れるっスよ……!」

溢れた蜜壺から指を引き抜くと、腰を掴み、いつもより乱暴にペニスを挿入し、突き上げた。

「! んん……っ!」

あ〜、これじゃホント、無理矢理犯してるみたいっスわ……最悪……

みわっち、オレとのセックス飽きた?
ワンパターン?
気持ち良くないのを我慢してるの?
いつもより濡れないのもそのせい?



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