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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第36章 隣の芝生は青いのか


パンッパンッと肌のぶつかる音だけが虚しく響き渡る。

「んん……!」

みわっちはまだ顔をみせない。なんなんスか……

大好きなみわっちのナカなのに、彼女を見ていると、温もりを求めているのはオレだけで、気持ちは一方通行なんだと思わされる。

それなのに、下半身はしっかりと繋がっているのが、悲しくなる。虚しい。

「はあっ、はあっ、みわっち……したいのは、オレばっかかよ……こっち……向けよ……っ!」

イライラが抑えきれず、力ずくで枕を引き剥がし、肩を引いた。
どんな冷めた顔してんスか……!

「あっ……!」

「え……」

なんスか、その顔。
顔真っ赤にして、蕩けてる顔。

「や、まくら、返して……!」

手を伸ばしたみわっちが逃げられないように、激しく突く。

「あっ! んんんっ! だめ! だめっ! だめなんだってば、あ、あ、あ……!」

「そう、その声っスよ」

みわっちは手の甲を噛み始めた。

「んんぅ……!」

「や、めろって……!」

どうしたんスか、みわっち。
何がダメなんだよ。言ってみろよ。
噛んでいる手を奪って握り、唇を塞いだ。

「んっ、ンンンッ……はぁ……ッ」

「ねえ、どうしたの……みわっち」

グイグイと膣壁を擦り、イイ所を刺激する。

「はっ……んう……ッ……ん……んあ、ンン……」

中がピクピクと痙攣を始めていて、みわっちの顔もイク寸前だ。

それが分かっていて、オレはペニスを引き抜いた。

「あ……っ!?」

「みわっち、イキたい……?」

「……はあっ、はあっ……」

何がみわっちをそうさせてるのか全然わかんねーけど、言わないってんならイカせてやんねえ!

「言わないと、続きはしないっスよ」

オレもツライから、ほんともうそろそろ教えて欲しいんスけど……。

みわっちは、力の入らない手でオレの腕を掴む。

「……や、りょ……たぁ……おねがい……も、もう、い、いき……たい……」

ちょっ、涙目の上目遣いはズルイ!

「……声、出すっスか?」

「……や、やっぱり……いかなくて……いい……」

なんスかそりゃ。
なんなのみわっち。
わっかんねーよ。



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