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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第35章 こんな日常


指を絡めたり、キスしたり。
服を脱ぐわけでも、セックスするわけでもなくお喋りしながらひたすら触れ合う時間。

ちょっと恥ずかしいけど、気持ちよくて、ドキドキして、すごく嬉しい。

「みわっち、耳弱いっスよね……」

舌が、微かに耳に触れた。

「ちょ……っあ」

「ホラ、エロい声出た」

「も、もう……!」

「みわっち、いつもオレとすんの、気持ちい?」

顔を近づけてきて、またいじわるな事を聞こうとしてくる。

「なんで、そんなこと今聞くの……!」

「えー、みわっちの口から聞きたいじゃないっスか!」

「む、無理、言えません」

「ええ〜、みわっち、普段と最中とじゃ全然違うんスよね……ちぇー。ま、そこも好きだからいいけど」

「じゃ、じゃ黄瀬くんこそ、どうなの」

耳に触れると、さらりと柔らかい髪の感触が心臓を跳ねさせた。

反撃だ。
言い返せないでしょう?

「オレっスか? めっちゃくちゃ気持ちイイんスよ、みわっちのナカってあったかくて、やーらかくて、入るとヒダがオレの」

「ス、ストップ! もういい! 大丈夫!」

だめだ。かんっぜんに黄瀬くんの方が上手だった。この流れは勝てない。

「ごめんごめん、またいじめちゃったっスわ」

「もう!」

黄瀬くんのモノが硬くなっているのも感じたし、多分私も濡れてしまっていたと思う。

でも、じゃれ合って、触れ合って、笑って。穏やかな時間を過ごしているうちに、ふたりで眠りに落ちてしまっていた。

今日は、そんな1日。



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