• テキストサイズ

【黒バス:R18】解れゆくこころ

第32章 映像


ひとりで浴室に向かう。
今日は、ひとりでも大丈夫だと思う。

……まだ、黄瀬くんが入っている感覚が、私の中にハッキリと残ってるから。
繋がってる、感じがするから……。

それにしても……

い、いたい……アソコも、腰も痛い。満身創痍だ。

シャワーを浴びながら、昨日の光景を思い出す。

突然のことだったのに、受け入れてくれた。
あの目が、手が……

なに、朝からいやらしい事考えてるの。

熱い。身体が熱い。
ぎゅっと自分自身を抱きしめた。





「……へ? ヤッたの?」

「ちょっと、あき! 声が大きい! ちょっと、ちょっと来て!」

あんぐりと口を開けて驚くあきを屋上まで引きずって行った。

「いやー、超展開に流石に驚いたわ。突拍子も無いあんたの行動には慣れてるつもりだったけど……」

「あの、うえ、えっと、」

「え……まさか、無理矢理ヤられたの!?」

「違う、違うよ! それは違う!」

「あーびっくりした。あは、ぶっ殺さなきゃいけなくなるかと思ったわ。黄瀬を」

あき、目が笑ってない。

「んで、どうだった?」

「え……どうって……めっちゃくちゃ痛かった」

「そう? あー……まあ、平常時でアレじゃ、勃ったら相当デカそうだけど……」

「え?」

「いやなんでもない、こっちの話。強引にされたんじゃないわよね」

「うん、それは全然……」

むしろ、私から誘ったんだ。
半ば強引に。

「あき、あんな事いつもしてるの……なんか凄いね……」

「あんた、人を変態みたいに言わないでよ。多くて週に一度しか会えないんだから、まあそりゃ会ったらそうなるわな」

「そっか……」

「いいじゃん、あんたたちは一緒の家なんだから。ヤりたい放題っしょ」

「……あの、それなんだけど……」

「ん?」

「……やっぱり、そういうのって、毎日……するものなのかなあ」

「さあ……まあ、男子高校生ならそんくらいの性欲あるんじゃないの」

「し、死んじゃうよ……」

「あんたたち、しょっぱなからどんなプレイしてんのよ……ま、あんたが言いにくいならあたしが言ったげるけど?」

「う、ううん、大丈夫、ありがとう」

毎日……かあ……
する……んだよ……ね?

ギシリと腰が軋んだ気がした。

/ 2455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp