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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第31章 初めての


涼太が腰を押し進めていくと、自分の一番奥に触れる感覚。

「……あ、っ」

「全部、入ったっスよ……分かる?」

入ってる……彼が。
なんか感動して、また、涙が出てくる。

「涼太、気持ちいー……?」

涼太の頬に両手で触れて、何度目かのキスをした。

2人で、感じてる。
私も、すごく気持ちいい……。
痛いけど、心があったかい。

「めちゃ……気持ちいっスわ、ごめん……みわは、痛いの我慢してくれてんのに。不公平っスよね……まだ痛い?」

「なんかちょっと……ジンジンする……」

「しばらくこのままでいるから」

眉を顰めて、快感に耐えている。
なんか、ちょっと悪戯したくなるくらい可愛くて、愛しい表情。

「涼太、気持ち良さそう……うれしい」

「かっ、可愛いこと言わないでよ……オレ今必死、なんスよッ」

……もっと、気持ち良くなって欲しい。

「動いて……いいよ……」

「だめ。まだ痛いでしょ?」

「初めて……だから……初めてを涼太としたって証だから……痛くても、いい……」

本心だ。
この痛みも、この気持ちも、忘れたくない。
ずっと、刻み込んでおきたい。

「も……みわ、ズルい。じゃあ少しずつ、動かすっスよ……」

涼太は私の腰を支えて、入れたままナカをかき混ぜるように、ゆっくり腰を振り始めた。

動かすと言ったら抜き差しを繰り返すものと思っていて、痛みを覚悟していたんだけど……痛くない。
すごく、気持ちいい。

「はあっ……アア、あうっ……」

一番奥が刺激されると、吐息とともに声が喉の奥から押し出される。

彼はゆるーくゆるーく腰を動かしているだけなのに、身体中に鳥肌が立つような快感が走る。

「どう? みわ」

「あっ……ど、どうって……ッ」

「オレ、入ってるの分かる? 気持ちいい?」

「や……だっ、言わせないで……」

入ってるの、分かるかって……もう、涼太しか感じてないよ。
涼太でいっぱいだよ……

涼太のモノがナカのある部分を擦った時、ビリビリッと衝撃が走った。

「ひゃっ!?」

「みわ、ココ、気持ちいいの?」

そこ、擦られると……

「……ぁ……なんか変っ、やっ」

「いっぱい、してあげるっスね……」

涼太は嬉しそうにグラインドを始めた。


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