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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第31章 初めての


黄瀬くんの張り詰めたモノを優しく撫でて、伝える。

「嫌、じゃ、ないよ……」

「みわっち、オレ、本当に好きすぎてアタマおかしくなりそう」

何度も、何度も口づけした。
黄瀬くんも、息が乱れている。

唾液が、止めどなく流れ入ってくる。
次から次へと飲み込んでも、間に合わない。
上も下も、全部黄瀬くんでいっぱいだ。

「……ぷは、あっ……」

「ゴメンね、キモチワルイ?」

なんだろう、この気持ち。
このヒトに征服されているという、快感。

「もっと……」

もっと、支配して。征服して。
あなただけのものにして。

「……っ、煽んないで」

更に口づけが深くなる。
唾液と舌を迎え入れるのに必死だ。

ふと、指の動きが緩慢になった。

「みわっち、指、増やすね」

「……ッ!?」

もう1本、指が入ってくる。
圧迫感があるけれど、最初のような痛みは感じない。

快感が、倍増する。

「あっ、ああっ!」

「みわっちのナカ、やらかくなってきた」

指が、擦って、蠢いて、もう気持ちいいことしか、考えられない。

「アッアッ、それ、だ、だめ……き、きせく、ん……」

「涼太」

「はぁ……っハァ、え……?」

黄瀬くんが、熱を帯びた瞳でじっと見つめてくる。
吸い込まれる。

「涼太、っスよ」

涼太。涼太。
特別な響き。

「そ、そっちだって、アッ『みわっち』だもん……っ」

あまりに突然で恥ずかしくて、よく分からない返しをしてしまった。

何を反抗してるんだか分からないけど……。
そう思っていたら。

「……みわ」

突然、耳元で囁かれて。

「あ……ッ!?」

自分のナカがキュウッと、黄瀬くんの指を絡め取るように、締まるのが分かった。

「名前、感じるの? みわ」

耳元で息を吹きかけるように話しかけられると全身が跳ねる。

「アァ……ッ、あぅっ……」

ゾクゾクした。名前を呼ばれただけなのに。

「みわのココにオレの指、ギッチリ入ってるんスよ、ほら……」

「わ、私1人で気持ちいいの、やだ……あっ、あっ、あっ」

ちゅくっ ちゅくっと水音が響く。

「いいんスよ、女の子は最初、痛い思いもしなきゃなんないんスから。それにオレ、感じてるみわ見て、最高に興奮してるんスよ」


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