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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第80章 進展


「……っ、く」

ビクンと、涼太の腰が浮く。
ちゃんと気持ち良く、なってくれてるのかな。

どうして、声を押し殺してしまうんだろう。
聞きたいのにな。

「涼太、大丈夫? 嫌……?」

無理矢理この展開にしてしまったのがなんだか申し訳なくて、涼太が迷惑に思っていたらどうしよう……なんて思っていたんだけれど。

「みわにして貰うのがイヤなわけ、ないじゃないスか」

そっと頭を撫でてくれる大きな手に、ホッとする。
その声には少し、余裕がないような感じ。

「……は……、みわ……これ腰に、くる」

「辛い……?」

見上げた涼太の頬は紅潮し、切れ長の目は僅かにとろんとしている。

「ちっとだけ……向こう、行こっか」

「うん」

涼太が辛いのなら、ここでしても意味がない。
先程までふたりで抱き合ったマットの上に横たわった。

「みわ……続き、シてくれるっスか?」

「うん……うん?」

勿論、そのつもりだったんだけれど……涼太の足の間に蹲ろうとした私の腰を、上半身を起こした彼の手が捕まえた。

「足、こっち」

「へ?」

くるりと視界が回って、涼太の身体を跨ぐかたちになってしまった。
お尻が彼の顔の方に向いてしまっている。

「なにっ、待って涼太、見ないでっ」

「はらみわ、舐めて」

「あう、う、うん」

舐めて、なんて涼太の珍しいお願いに逆らう事は出来なくて……恥ずかしい格好なのは百も承知で、再び怒張した彼を口に含む。

先端からは少し苦いとろりとした粘液が浸み出していて、涼太が興奮してくれている事をハッキリと教えてくれるのが嬉しくて。

顎が疲れてしまうけれど、頑張って……と、包み込むように唇と舌で愛撫し始めた途端、下半身に甘い電撃が走った。

「あ……っ!」

「んー、身長差があるから、もーちょっと」

涼太は半身をマットに付けて、横向きになった。
それと同時に、彼に乗っていた私も横並びになる体勢になる。

「この方がやりやすいっスね」

「んん……っ!」

少し腰をくの字に曲げた涼太は、巧みな舌遣いで入り口を探り始めた。

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