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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第80章 進展


「あぁっ……ん、あっ」

「……は、……っ」

酒のせいだ。
こんな余計なコト考えるのは、飲みすぎたせい。

淫らな水音が、正常な思考まで溶かしていく。
上がっていく熱が、内側から欲望を膨れあがらせる。

みわは、中で出したいと言ったらなんと言うだろうか?

いいよって?
やめてって?

……みわは、いいと言ってくれそうな気がする。
オレが望むならと、汚い欲望を受け止めてくれると思う。

みわは、自分の犠牲を犠牲とも思わないコだ。
自惚れかもしんないけど、それがオレのコトとなると余計に。

でもそれは、オレのワガママを聞いてくれようとするみわの気持ちってだけで、別に具体的に子ども云々とかオレとの将来とはまた別の話で……

……あーーもう!!
グダグダ考えんのはオレらしくない!

そもそもこんな状態で考えがまとまるワケないっスわ! ムリ! 絶対にムリ! やめ!

折角のみわの誕生日。
朝までイチャイチャしまくるって、決めたじゃないスか。

「ん……っ、あ……!」

ちゃんと、オトナになってから。

みわのお父さんに挨拶を済ませて、お母さんとちゃんと話が出来てから。

順番だけは間違えちゃいけない。
大事な大事な、ヒトだから。

いや、別にデキ婚が悪いとか言うつもりはなくて。
それはそれで、大切なキッカケだとは思うし。

でも、今は違う。
ちゃんとみわが、みわ自身の決めたコトを出来るようになるまで、ちゃんと見届けたい。

ちゃんと……あー、やべ。

「っ、へいき……?」

「いやまさに今、イキそうになってたとこっスわ……」

みわんナカが、また規則的にキュウキュウし始めた。
イキそうになってるんだろうけど、それに促されて、オレまでつられそう。

集中して、なんとかやり過ご……

「涼太……私も、あっ、いっちゃいそう……は、っ、いっしょに、いきたい……」

「……ホントにさ……」

マジで、勘弁して欲しいんスけど。

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