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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第80章 進展


「うぅあ、ぁ……ッ」

苦しそうで、でもたまらなく気持ち良さそうな喘ぎ声に、自分の興奮がどんどん高まっていくのを感じる。

腰を回すと、みわの身体も踊り、時々濡れた瞳と視線がぶつかって、お互い微笑んで……なんて幸せな時間。

みわの全身には、もう全く力が入っていない。
イク時に一瞬全身が硬直するくらいで、もう後はなすがままだ。

……以前、あきサンからげんなりした顔で言われたコトがある。

"なんか、スポーツ選手とヤんのってしんどそう。あたし絶対やだわ、あんなんなるの。無理無理"

モチロンそれは、彼女が事後のみわを見てるからなんだろうけど……確かに、日常的に鍛えているからなのか、腰を振るのも大した負担にならないし、休憩を入れれば、基本何回戦でもイケる。

みわにムリさせちゃいけないと分かってはいるんだけど、こんな可愛いの見てたら、それこそムリっスわ……。

乳首をしゃぶると、恥ずかしそうに感じるのが可愛い。
なんで胸小さいとか気にしてんの?
こんな感度良くて、柔らかくて、可愛いのに。
誰だ、挟むのがロマンとか教えたヤツ。

……そこまで考えて、心臓が強く波打った。

みわの中にいる"男"という存在を全部消し去りたい。

彼女が今まで遭った事を考えれば、そんなの軽々しく口に出来るコトじゃないのは、よっく分かってる。

傷付いたココロはずっと治らないまま、膿んでしまってるってコトも分かってる。

簡単に治るような傷じゃないってコトも。

「あ……りょう、っ、た」

「……みわ……」

それでも、この笑顔を独り占めしたい。
二度と傷付いて欲しくない。

強くて優しくて美しい彼女を、ずっとこの腕の中に隠しておきたい。
ずっと閉じ込めておきたい。

「……みわ、好き……すげー可愛いそのカオ、オレ以外に見せないで。オレ以外の、誰にも」

そんなのムリだって分かってるってば。
分かってんの、そんなコトは。



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