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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第79章 邂逅


「みわ、トんでる? だいじょぶ?」

ぼんやりと靄がかかった思考を掻い潜って、涼太のいつもより少し低めの声が脳に響く。

「だい、じょうぶ……」

一瞬意識が飛びそうになったけれど、何とか持ちこたえたみたいだ。
でもまだ、身体は快楽の渦中にある。
全身がぴくんぴくんと痙攣しているのが何よりの証拠。

もう、次の段階に行くのかと思いきや……埋め込まれたままの指が抜かれる気配はなくて。

「みわの気持ちいいトコは、ココっスよ」

「っあん」

ぐぐ、と膣口が開いて、指が2本になった。
お腹の後ろを、ゆっくりと擦られて……それだけなのに、なんでこんなに気持ちいいの。

「あっ! ああぁっ! あ、んっ……」

なに、どうして、いつまで続くの?
気持ち良すぎて、おかしくなる。
彼の指を、キュウキュウと締め付けるのが分かる。

「涼太……ね、お誕生日なんだし……涼太も、気持ちよく、なって」

喋ると上手く息継ぎが出来なくて、唇が震える。
だってさっきから私ばっかり、だもん。

オレの好きにさせてくれたらそれでいい……って。
涼太が満足するように、挿入して気持ち良くなるように動いて欲しいし、動いてあげたい。

「うん、だからね。今日はさ、誕生日だから……みわのぜーんぶ、貰うっスよ。オレでいっぱいに、してあげる」

「えっ、そ、そうじゃなくて……涼太が、気持ち良く」

「みわはまだ分かってないんスかね、前にも言わなかったっけ? そりゃみわん中に入れたらめちゃ気持ちイイんスけど……気持ちよさそーにしてんの見ると、めちゃくちゃ満足するんスわ」

う、う、だからその表情はずるいよ。
なんでそんなに幸せそうな顔、するの。

彼の下半身は、ぼんやり薄暗い室内でも分かるくらい大きくなってる。
我慢するのだって、キツいはず。

「もう、10代のセックスはおしまい。これからは、オトナの、ね」

そのお茶目なウインク姿、会話の内容と乖離がありすぎです……。



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