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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第79章 邂逅


「は……ぁ、はぁっ……、はぁ」

「みわ、イクの早すぎだって」

「ご、ごめんなさい……」

「だーから、謝るコトじゃなくてさ……可愛すぎだって、言ってんの」

はは、と笑う姿はいつもの涼太。
ほんわりあったかくて、安心する笑顔だ。

でも、指の動きは止まらなくて。
まだオーガズムの余韻が残る身体に、新たに擦り込まれる快感。

「ひゃ、あ……ん、あ」

「クリイキは連続するとツラいんスよね、じゃあこっちは?」

「あぁ……」

涼太は、中に入れた指をリズミカルに動かし始める。

じわりと尿意のようなものが広がって……続くのは、蕩けそうなほどの快感。

「あ、や、だめ……え」

なんでだろう、同じ"いく"なのに、感覚が全然違う。

「あっ、いっちゃう……あぁー…………っ!」

陰核を弄られていく時は、電撃みたいな快感がバリバリーって訪れて、すっと去っていく感じ。

でもこれは違う……お腹の中から少しずつ、ジワジワと快感が広がっていて、大きな大きな波に呑み込まれていくかのような、感覚だ。

「ん、あ……」

そして、本当に簡単にいってしまう。
涼太の指は止まらない。
だめ、すぐに次の波が来れるように、スタンバイされてる。

「や、ぁ、またいっちゃ、ああ、あ、あぁ……!」

声が抑えられない。
ぱあっと脳内が一面の極彩色の花々で埋まってしまう感覚。

そして、キス。
体液を交わし合う行為が、欲望と興奮を胎内から呼び起こす。

続いてまた、頂点に上り詰める……また、これだ。
怖くなってしまう。
気持ち良すぎて、自分がどこかに行ってしまうんじゃないかという感覚に陥る。

「やぁ、や、こわい、涼太っ」

ぎゅ、と右手を握られて、耳元に落ちてくるのは優しい声。

「ダイジョーブ……気持ちいいのも、苦しいのも、怖いのも、嬉しいのも、全部オレが受け止めてあげるから」

「え……あ、あ、あぁ……んッ!」

残りの悲鳴は彼の口に吸い上げられて、全部の感情が真っ白になった。


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