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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第25章 勉強だったり合宿だったり新学期だったり


「黄瀬くんがちゃんと補習を免れたらね!」

「なっ……!」

なんということだ。
みわっち……ひどいっス……

「そんなの、困難すぎるっス! 拷問じゃないスかー!」

「こ、困難って! 補習にならないように勉強してるんでしょ!」

「そうだけど……やっぱりもう少し近くに目標がないと頑張れないっス……」

「うう……じゃあ分かった。1章ずつのまとめ問題で、満点取れたらキスしよう!」

「ヤッターー!」

……ん、満点?

みわっちが悪いカオをしているように見える。
段々オレに似てきたみたいっスね……。

「みわっちは、オレとキスしたくないんスか!?」

鬼教官みわっち、そう聞かれた途端、さっきまでの厳しい顔を赤らめて俯く。

「そ、そんなわけ、ないよ……これ乗り切らないといけないんだから……私だって我慢してるんだよ……。
でも、黄瀬くんとキスしてるとすぐに訳わかんなくなっちゃうんだもん……」

あ。
勃った。

「みわっちのバカ〜! なんでもっと辛くするんスか〜!」

「ええっ!? な、何が!? ご褒美決めたのに何がダメだったの?」

「うっうっ、頑張るっスよ……」

「……勉強でもコピー、使えたらいいのにね……」

「ホントっスわ……」

オレ、マジで真面目に頑張るっス。

……その前にトイレでヌいてきていいっスか……。


その後、一度もまとめ問題で満点を取れず、結局全くキスも出来なかったのは……もう少しだけ先の話。





残る夏休みのイベントは下旬の合宿。
なんと合宿前にマネージャーが数名増えたのと、今回は3年マネのセンパイも来れるってことで、みわっちは1軍だけ見れば良くなり、だいぶラクになったみたい。

合宿自体は至って順調に終わった。
オレも皆と同じメニューやっていい許可が出たし。

冬までに仕上げたい技があってセンパイにはちょっと話したんスけど、完成までにはまだまだかかりそうだ。

イメトレも重要になるんスよね。
なんとか実戦で使えるようにしないと。

そんな慌ただしい毎日で、あっという間に夏休みは終わり、新学期を迎えようとしていた。



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