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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第79章 邂逅


「みわ……ここがどこだか、分かってる?」

「う……」

分かってる。
ここ、車の……中。
なんて所で、なんて事してるんだろう。

分かってる、けれど。

「やめよっか? ……こんなトコだし」

涼太、今日はどこまでもいじわるだ。
いつも、そんな風にからかったように言う事、ないのに。
……いや、たまに言うけれど……でも、でも。

なんで、そんな風に言うの?
優しかったりいじわる言ったり、振り回されてばっかり。
でも、もう……

「や、だ……涼太、動いて……」

「ん? なんスか?」

聞こえてる、くせに。
焦らされて焦らされて、理性なんかとっくに焼き切れてしまった。

欲しい。
欲しい。

「涼太……お願い……奥まで、いっぱいに……して」

「……お望み通りに」

グッと腰を掴まれて、再び涼太が出し入れを繰り返す。
力強く、私のいちばん奥まで。

「っあ、あぁッ」

欲しかった熱に、身体が、こころが震える。
蕩けた下半身には全く力が入らない。

「すげ、気持ちい……みわん中熱くて、キュウキュウ締め付けてくるからっスよ……」

「も、もっと……もっと、涼太……」

「っ、今日は……積極的に、なってくれるんスね」

「あっ、あっ、あっん」

最奥を突かれる度に、濡れて掠れた声が勝手に飛び出す。
中は、ひくひくと彼のものを締めているのが分かる。

お腹の奥、子宮よりもずっとずっと深い所から、波が押し寄せてくる。

「はっ、は、はぁ、っ」

「あ、みわ……イきそうっスね」

「な……んで、わかるの、ッ」

「どんだけ抱いたと思ってんの?」

挑むような目に覗き込まれて、再び最奥を力強く穿たれると、その瞬間は訪れた。

「っあ、いっ、あぁ……んぅうあ、……あ!」

背は反り返り、陰部から弾け飛ぶような快感に、ひたすら身を震わせる。

迎えた強い絶頂に、羞恥というものを軽々と超えて、獣のように声をあげてしまった。








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