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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第23章 夏合宿 ー最終日ー


結局、お互いやらなければならない事も沢山あるという事で、今日は別れた。

部屋に入ったらすぐに洗面所に行き、まずは自分の洗濯物の中からタオルを取り出し、洗濯機に放り込む。

黄瀬くんから預かった袋からもタオルを出し、洗濯機に入れていく。

あ、これ誕生日にあげたやつだ……。
使ってくれてるの、嬉しいな。

1回目の洗濯をしている間、他の洗濯物の分類を始める。

黄瀬くんの洗濯物は、濡れたままではなく一旦干して乾いたものを入れてあるため、臭いは殆ど感じない。

流石、几帳面……。

タオルの次はTシャツなどを洗おうと袋から出すと……黄瀬くんの香りが辺りを包んだ。

黄瀬くんって、どうしていい香りがするんだろ。
練習中に香水なんてつけてないし。

汗の臭いも勿論するんだけど、突然の黄瀬くんの香りに、自分でも驚くほど動揺してしまう。

……なんかすごい、興奮する……

思わずTシャツを抱きしめ、香りを嗅ぐ。
頭の芯がクラクラするような甘い香り。

気がつくと私は、自分の下着の中に手を入れていた。

自分で触るのは初めてだった。
自然と、黄瀬くんが触ってくれるように指が動く。

秘部に指を当てると、濡れているのが分かった。

そのぬめりがついた指で、そっと陰核を触る。

「っ……」

気持ちいい。黄瀬くんがしてくれる時はもっと比べ物にならないくらいの快感だけど……。

香りを嗅ぎながら指を動かすと、まるで黄瀬くんに触られているような錯覚に陥る。

「……っは」

何、何やってんの私。
こんなの、こんなの……

でも、指は止まらない。
腰が自分で動いているのがわかる。

黄瀬くんっ……!

夢中で指を動かしていると、突然スマートフォンが着信を知らせた。

一瞬で現実に引き戻され、慌てて手を洗い、カバンからスマートフォンを取り出す。

「もっ、もしもし……」

「あ、ごめんね、オレ」

「黄瀬くん……どうしたの?」

黄瀬くんの声。片方の手にはTシャツ。

「ん……いや、どうってことないんスけど、合宿中は一日中一緒にいたからさ、なんかちょっと、寂しくなっちゃって」

……声を聞きながら私はまた、下着に手を入れていた。

「私も……さみしいなって……」

「みわっち、好きだよ。おやすみ」

「……お休みなさい」

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