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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第76章 清新


半ば勢いで彼女の腰を持ち上げ、奥まで挿入してしまったけど……やっぱり、後ろから挿れんのはまずい。
目から入ってくる情報が刺激的すぎる。

みわの白い肌が、薄暗い部屋でぼんやりと浮かび上がるようにして見えるのが、キレイすぎて。

その彼女を、オレが乱しているんだという背徳感と征服感。

小さな肩が。
天使の羽のような肩甲骨が。
細い腰からヒップへのラインが。
そんでもって、お尻の……あーダメダメ。

考えれば考えるほど下半身に血が集まりまくって、頭がボーッとする。
頂点に辿り着くまでの時間が短くなる。

「っく……ぅ……」

奥歯を噛み締めて、射精感をなんとかやり過ごす。
みわ……何、言ってんスか。

大体、感じやすいってのは、確かに……オレの経験上、ではあるけど、別に特定の誰かを思い浮かべてるワケじゃない。

そんなに気になる?
例えば、みわが、オレのを挿れた時に「大きい……!」って言ったら、「それ誰と比べてんだろう」って思うかってこと?

思うかってこと?

……思う、かも?

…………あ、うーん、思うかも。
そんで、妬くかも。

そっか……まあ一歩譲ってそうだったとしても……
ん?
こういう時って、何歩譲るんだっけ。
も、ダメだ、全然まとまんない。

「あぁ、ッ……りょう、たぁ……!」

みわのエロい声で興奮しすぎて、それどころじゃないんスよ!

「ああもう、分かったっス! みわの気持ちはよーく分かったから!」

「りょう、た……?」

みわが不安げに、こちらを振り返る。
でもその目は、すっかりトロけてしまってる。
濡れ方がヤバい。
挿れながら陰核を弄ると、太腿に垂れる勢いで溢れてくる。

もう、そんだけで分かる。
オレの事が大好きなんだって。
こんな可愛いの、どうしたらいいんスか。

あーもう!

「も、なんて言ったらいいか、分かんねえスけど、……く、オレの中には、アンタしかいねえから! だから、これからは何があってもオレの事信じて。ノーは受け付けないっスよ!」

頭ん中にある言葉をとにかく出して、奥まで突いて、再び絶頂を迎えたみわに絞り取られるように、果てた。


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