• テキストサイズ

【黒バス:R18】解れゆくこころ

第21章 夏合宿 ー4日目ー


本能に抗ってなんとか薄目を開けると、黄瀬くんがじっと私を見ている。

「や……見ないでっ……」

こんな恥ずかしいとこ、見ないで……!

「みわっち、最高に可愛い……ちょっとごめんね」

そう言うと、黄瀬くんの右手の指が、口の中に入ってきた。

「んん……!?」

「舌じゃ届かないとこがあるっスからね……」

太い指は口中を動き回る。ある程度全体を愛撫したら、上顎の奥を擦り出した。

指なのに、まるで触手のように柔らかく、ねっとりと気持ちいい所を弄られると、自分の下半身まで愛撫をされているような感覚に陥る。

「あっあっ、んあ……ッ」

「みわっち、ここ弱いんスよね」

くすぐったいような快感が這い上がり、全身を震わせ、理性を飛ばしていく。
黄瀬くんが……みてる……。

気付けば、空いた左手で浴衣は既に脱がされていた。

下着が冷たく感じる。

「……昨日もそうだったけど、みわっち、気持ち悪いでしょ、下着」

黄瀬くんが下着に手をかけるが、身体は全く抵抗しようとしてくれない。

脱がされた下着と秘部の間に、透き通った糸が引いているのが見えた。

「エッチっスね、みわっちのココ……」

指は口から引き抜かれ、こちらも秘部のように銀色に光る糸を引いた。

「みわっち、上も下ももう、ぐちゃぐちゃっスよ……」

もう、顔が熱くて爆発しそう。
恥ずかしい事ばっかり言って、反応見て楽しんでるんだ。

「はっ……やだぁ……言わないで……ッ!」

途端、黄瀬くんがパッと両手を離した。

「分かった。じゃー言わないっス。
どうして欲しいのかは、みわっちが言って?」

「……えっ?」

「みわっちがお願いすること全部してあげるから、言って?」

そう言ったきり、黄瀬くんは本当に全く触れて来ない。
にこにこと嬉しそうにこちらの様子を伺っている。

身体が疼く。
中途半端に叩き起こされた欲望が、胸の中でぐるぐる回ってる。

「今日はもう終わりにして寝る?」

黄瀬くんはわざと言っている。

恥ずかしさの方が勝って、言葉が出てこない。
辛うじて浮かんだ言葉を出すので精一杯。

「まだ……寝たく、ない……」

「そうっスか。じゃあどうする?」

妖艶な瞳に見つめられて、……まだ、夜は長そうです。
/ 2455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp