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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第73章 散華


ビクン、ビクンとみわの背が反り返り、爪先まで伸びきってから、だらりと全身が弛緩した。

絶頂を迎えた蜜壺だけは変わらず潤い、オレを吸い上げている。

「ぁ、う、りょ、た……」

もうオレが与える快感しか感じられない、そんな表情が堪らない。

「りょーた……も、はなさ、ないで」

「みわ……離さない、っスよ……」

嬌声に煽られて、ぴくぴくと震える身体を抱き締めるように抱え、更に奥までグイグイと突きまくる。

こんな快感、オレも長く保ちそうにない。

「あ……っ、あっ、あ、りょ、あっ」

華奢な身体がオレの腰使いに合わせて揺れ、シーツの波に埋もれていく。

更に律動に合わせて細い足と柔らかい2つのふくらみが揺れる。

その姿を見ているだけで、痛いほど勃ち上がった自身が、更に怒張するのを感じてしまう。

「みわ……っ、う」

「あ、りょ、た……すき……」

腰を強く打ち付けると、肌同士がぶつかり合って乾いた音が響く。

欲望のままに、ひたすら突き上げた。

みわが、欲しくて。

「みわ……全部ちょーだい」

「あっ、ぅ、……も、これ、全部……」

「みわの……未来」

「……未来、っ?」

「みわの未来も、全部欲しい」

「そんな、の……どうしたらい、っいの?
んっ! あ、あァ……ッ」

強烈な快楽という、一種の地獄のようなものに必死に抗うべく、目をぎゅっと閉じている姿がなんだかとてもいじらしくて。

でも……

「みわ……目を閉じないで。
オレを、見て」

オレだけを、見て欲しい。

「はぁ……ぁ、ん」

「ね、みわ、ほら」

「あぁ……っ!!」

うっすらと開いた瞳も、激しく突き上げるとまた固く閉じてしまう。

「ダメ、っスよ、みわ……目を開けて。
みわのナカにいるのは、誰?」

乱れる息をそのままに、ひたすら腰を振り続ける。

「ぃあ……っ、や」

「みわ、言ってごらん」

「あ……ァ、りょう、りょうた」

トロけた目と、トロトロのナカがオレの残り僅かな理性まで溶かしていく。




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