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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第73章 散華


ナマでは、一度もした事がない。

それは、過去のトラウマだったり、面倒ごとを避けるためだったけど、みわと出逢ってからは、理由が変わった。

不用意な事をして、傷つけたくなかった。

そう、分かってる。
心も身体も傷つくのは、女のコだ。

こんなの、欲望に任せてやっていい事じゃない。

最低だって。

……分かってる、けど……


「みわ」

「涼太……」

その大きな瞳には、オレだけが映っている。

欲しい。
みわの全部が、欲しい。





ゴクリと生唾を飲み込む。

何も纏っていない自身を、みわの入り口へとあてがった。

「みわ……ホントに、いいの?」

「うん……涼太、欲しい……」


お互いが、お互いを求めている。

その気持ちに背を押され、体重を乗せて、ずぶりと沈めていく。

「あぅ……んッ!」

「う……わ」

……ヤバ、い……

ゴムをつけて挿入する感覚とは全く違う。
陰茎に熱い内襞がにゅるにゅると絡みつき、擦れるたびにその熱がどんどん上がっていくのを感じる。

溶けそうだ。

生の、みわの感触。

「っ、く……!」

以前、一度だけ頭の中が乱れたまま避妊せずに挿入した時とは、感覚が全く違う。

みわのナカが……みわがオレを受け入れてくれている。

行かないで、もっと奥まで来て、と言っているように。



聞いたことのないような淫らな水音が、理性の吹き飛んだ2人の脳内をさらに掻き乱す。

「あ、あぁ……あ、みわッ!」

オレも、感じるままに声を上げていた。

「ひぁん、あぁッ、りょ……そこ……ッ」

みわの気持ちいい所は知り尽くしている。

「はぁ、ハァッ……ここ、イイ……?」

「ぁぅ、いっ、いっちゃう、まって、だめっ……んん」

「まてない……ッ、イッて……オレのでイッて、みわ」

「やーーあ……んぅあッ……!!」

みわのナカがぐっと狭まり、内襞が纏わり付いてギュウギュウ締め上げてくる。

その抵抗に逆らうように、灼熱をグリリと一層強く突き込んだ。

「あぅ! アァ!」

快楽に抗わず、オレに応じてくれるみわ。

……あぁ……この表情……サイコーだ……




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