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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第71章 笑顔


「っ、ね、みわ……」

「うっ……ん、なぁ、に……?」

ゆるゆると動かすオレの腰に応えるように、みわも腰を揺らしてくれている。

みわとする、こころまで繋がるようなセックス……癖になる。

ああ、気持ちいい。
ゾクゾクする。
本当に、なんだ、これ。


「ごめん、こんな事、今言うべきじゃないかもしんないけど……オレ、こんなに気持ちいいセックスって、した事ないんスよ……っ」

オレは、何口走ってんだ。
こんな事言われたって、困るだけだろ。

「え……?」

案の定、みわは驚いたように目をしばたたかせた。

こんなの、過去に他の女と関係があったって、暗にそう言ってるだけなのに。

みわが聞いて、嫌な気持ちになるかもしれないのに。

分かってんのに。

「みわだけ……みわだから、オレ、こんなに」

分かってんのに、勝手に溢れるようなこの気持ちが、もう抑えられない。

身体とこころで感じるままに……みっともなく喘ぐオレを、みわは優しく包んでくれる。

「ねえ、みわ……
オレと、ずっと一緒に居て。
この先もずっと、ずーっと……」

「涼太……うれしい……」


何度目になるだろう。
みわのナカにいると、目頭が熱くなる。

「涼太……優勝、おめでとう。
涼太の笑顔……ずっと、見たかったの。
ほんとに、しあわせ……」

「ありがとう、みわ……」

みわを愛しいと思う気持ちにも、この快楽にも、この涙にも逆らわずに、2人は自然と溶け合うようにして繋がっていた。

何度絶頂に導いても、導かれても、飽きることなく何度も、何度も。

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