第71章 笑顔

「やっ……だめ！　見ないで！」

「ん？　暗くて何にも見えないっスよ、大丈夫」

「う、うそ！　うそつき！　見てる！」

じっくりと覗き込むようにして見ているのがバレたか。

潤った泉の表面が、僅かな光を受けてつやめくのが見える。

……今すぐ、突き上げたい。

湧き上がる欲を辛うじて抑え込み、ぷっくり膨れた秘蕾を舐め上げると、ビクンと身体が跳ねた。

「涼太……んっ、あぁ、りょ……た！」

その甘い声が、どんどんオレの耳から全身を刺激して、肥大した下半身が行き場を失って痛む。


ヤバいくらい、興奮してる。


「ゴメンみわ、オレ……もう、限界。
我慢出来そうに……ない。入っても、いい？」

薄闇の中、みわが小さく頷いたのを確認し、ゆっくりと腰を沈める。

柔らかい入口に自身が入っていくと、ぶわっと鳥肌が立つほどの快感が送り込まれてきた。

「くっ……」

「あっ、涼太、まっ、まって！　だめ！」

みわが、突然慌てたように首を左右に振り、ビクリと身体を震わせた。

オレの侵入を阻もうとした襞はキュッと締まり、逆にオレにさらなる快感を与えてくる。

「冗談でしょ、もうここで止まんないっスよ……」

するすると陰茎は呑み込まれていく。

「……っ！！」

みわは、手の甲を口に当て、何かを我慢するような仕草。

快感に耐えるようなその仕草にも煽られ、ゆっくりと挿入するのも、限界……。


「みわ、ごめん。
……抑えてあげられない……ッ」

腰を掴み、最奥まで抉るように深く貫いた。

「ひぁ……あぁぁっ………………！」

その悲鳴の後半は、もはや声になっていない。

腰が大きく跳ね、みわのナカは、寄せて返すようにうねっている。

挿入しただけなのに、これは……

「みわ……もう、イッちゃったの？」

「……だっ、だからダメ、って……言ったの、に……はぁ、はぁっ……い、いじ、わる」

濡れた瞳でキスをねだられ、甘い舌を味わいながら、オレは飽きる事なく腰を振り続けた。