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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第71章 笑顔


『じゃあ、詳しい時間とかはまた決まったらメールするね! 忙しいのにごめんね!』

「ううん、サンキュー」

通話を終了させ、スマートフォンを脱ぎ散らかしたウインドブレーカーの上に放り投げた。



「っ、ハァッ……」

オレの肩にもたれかかり、細い肩を上下させているみわ。

ほんの少し、弱いトコロを刺激するだけで絶頂に達してしまうようになった、その敏感な身体が堪らない。

彼女の両腕の自由を奪っていた手をほどくと、恨めしそうに上目遣いで睨んでくる。

それがまるで、小動物が必死に強がっているように見えて、かえって加虐心が煽られてしまう。

「みわ、イッちゃった?」

潤んだ目を庇うように生えている睫毛をそっと撫でると、驚いたようにまばたきを繰り返した。

「な、なんであんな意地悪するの……」

「みわが、電話に出ろって言うから」

「そっ、それは!」

全くもって意地の悪い返しだと分かっているが、みわは困ったように赤面した顔を震わせている。

「勝利の女神様が、快く祝福してくれないからさ、つい……」

細い顎を捕まえて、塞ぐように唇を重ねる。

もう、抵抗はなかった。

「あれ、女神様、その気になっちゃった?」

空いた片腕でみわのジャージのファスナーを下げると、下に着ていたTシャツは既に汗ばみ、しっとりと湿っている。

その薄い布を捲り、ブラジャーの中に指を滑らせると、頂は既に硬く立ち上がっていた。

「……反応してる、っスね」

「意地悪言わないで……」


背中に回した腕で素早くホックを外し、食むように唇と舌を柔肌に這わせると、押し殺したような悩ましい嬌声があがった。

「っア、りょ……た……」

首元に回された腕が、ユニフォームを乱すように鷲掴みにする。

音を立てるようにわざと胸の突起を舐めあげると、背中が綺麗に反り返った。

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