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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第16章 【番外編】Happy Birthday!!


6月18日、0時と同時に
お誕生日おめでとうメールを送ってみた。

きっと沢山の人から貰ってるだろうな……
って思ったけど。

すると、すぐに電話がかかってきて。

『みわっち、オレの誕生日
知ってたんスか!?』

知ってたよ。1カ月近く
プレゼントで悩んだよ!!

「あ、うん、一応……
お誕生日、おめでとう」

『メールいきなり貰ってビックリした〜!
ちょう嬉しいっスよ、ありがとう!』

「黄瀬くん明日、夜帰り際に少しだけ
時間貰えたりする?」

『いいっスよ!
ふたりきりになれるの久しぶりっスね』

「ありがとう。遅くにごめんね、
明日も早いでしょ。お休みなさい」

『嬉しくて寝れるか分かんないっス!
ありがとう!お休み!』

すごく喜んで貰えたみたいで良かった。

……でも……プレゼント…………
結局悩みに悩んで決めたけど、
あんな安っぽいもので良かったかな……

後は、さっき焼いたケーキ。

何回か試作したから、味は大丈夫なハズ。
明日、うちで食べて行って貰おう。





「黄瀬〜! お前誕生日だろ、
皆でメシ行くぞ!」

「マジっスか! ヤッター!
みわっちも行くっスよね?」

「当然だろ! なあ神崎!」

「はいっ!」

皆でワイワイ焼肉屋でご飯。
両手にプレゼントを抱えた黄瀬くんと
帰路に着いた。

「うっぷ……食べ過ぎた……っスね……」

「ほんと、お腹いっぱい……」

「センパイたち、食べ放題だからって
頼みすぎっスよ……」





「お茶入れるから、座って!」

「ハーイ」

ケーキは……
ちょっとこの状態じゃ、無理かな……

「はい、どうぞ」

「お茶がパンパンの胃袋に染み渡るっスね!」

「あと……これ……
ぷ、プレゼントなんだけど」

本当にありきたりのプレゼント。
玄関に置いてある、沢山のファンの子からの
プレゼントよりもずっと安っぽい。

「……マジっスか……え、みわっちが
オレのために用意してくれたんスか!?」

「ごめんね、ご期待に添えるほど
いいものじゃないから……」



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