第70章 特別
「……はぁ、あぁ」
「みわ」
涼太が、抱き締めながら愛撫をしてくれる。
ずっと、名前を呼んでくれるのが……
すごく……気持ちが、満たされる。
涼太のモノはすっかり硬さを取り戻して、そそり立っていた。
下半身はずっと擦られていて……
もう、限界……
恥ずかしい、恥ずかしいけれど腰が動くのが、止められない。
挿れて、挿れて欲しい……。
「りょ……も、もう……」
「うん、いい……?」
避妊具をつけた涼太が、ぬるぬるになったアソコに、入ってくる。
「……ああ、あッ……!」
じっくり、じわじわと擦られていくのが……
「や……あ、あぁ……あ」
ゆっくり奥まで貫かれて、更にゆっくり引かれて……ナカを満たしていく快感に、もう頭が真っ白になっていく。
「みわ……ありがとう……」
そう囁く声が、更に身体を侵していく。
同時に、彼の灼熱が最奥を刺激する。
あまりの快楽に唇が震えて、言葉が紡げない。
「んあ、あぅ、う、うれし……」
彼とひとつになれることが、少しでも彼の役に立てたことが……嬉しくて。
色々な気持ちが頭の中を渦巻いて、言葉にならずに消えていく。
「みわ……オレも、ずっと……愛してるよ……」
「ぁ、あ」
言葉の代わりに、涼太の左耳のピアスに触れた。
私も。
今も……これからも……ずっと。
あなたを、愛し続けます……。
涼太の目からは、また一筋の涙が流れていた。
私も……泣いてしまっていた。
幸せで。
このひとに逢えたこと……
このひとと恋ができること……
私を好きになってくれて……
ありがとう、涼太……。