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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第69章 偽り



新学期って、本当に毎日忙しくて。

週に1日練習の休みがあっても、今はおばあちゃんに会いに行くのが殆どだから、涼太と過ごす時間ってあまり取れなくて。

……久しぶりにふたりきりの時間を得た私たちは、食事もせずに布団の中に居た。


「あっ……あ……涼太、も……むり……」

「んー、もーちょい……」

「やっ、あ」

部活後だろうがなんだろうが、涼太の体力は底無し。

その快感から逃れようと上半身を捩ってシーツを掴んでも、大きな手が上から被さってきて、すぐに捕まってしまった。

「だーめ、逃がさない」

耳元で囁かれる、普段聞けないような低い声に、背筋までゾクゾクと痺れてしまう。

「ヤキモチ妬いてるみわ見てると、ムラムラするんスよね……」

指は優しく性感帯を刺激しながら、下半身は深くまで繋がっている。

腰を揺らされるたびに、次から次へと快感が送り込まれてくる。

「あっ……何それ……ッ、変、態!」

「うん、自覚症状アリっスわ……」

「も、も、ダメだよ……おしまいにしよ、アッ」

もう身体には力が全く入らないのに、奥を突かれると勝手にビクリと跳ね上がる。

「まーだだって、もっと……」

弾けそうな程熱くて太い屹立が、私の中をこれでもかというほど強く、荒く抉っていく。

「やぁんッ! ぁん、あぁ!」

「あ、その声、すげークる……」

もう、だめ。

「りょうた、もう、本当に……
だめ……ああ、あぁッ……!!」

視界が白く染まるのと同時に、涼太の熱が放出されたのを、薄い膜越しに感じた。

「はぁ……っ、し、信じられない……
も……しすぎ……」

起き上がろうと思うのに、腰が立たない。
まるで産まれたての子鹿だ。

「だって、なかなかふたりきりになれないんスもん、も、限界で……」

涼太も、肩を上下させてポタポタと汗を流している。

「ご飯、作らなきゃいけないのに……」

なんとかぷるぷると立ち上がろうとしているのに、涼太に腕を強く引かれ、呆気なく布団へ逆戻り。

「まだ、いいじゃないスか……」

この腕にすっぽりと包まれると……眠くなってしまうんだって……

「……あ、みわアレ、キレイに飾ってくれてるんスね」




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