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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第68章 際会


「やっと……ちょっとだけ、本音言ってくれたっスね……」

「あ、っあ、ぐす」

目頭が熱くて、頭が痛くて、鼻が痛くて、身体はこれ以上にないくらい気持ちいい。

「一緒に、少しずつ思い出せばいいんスよ、焦らないで、ネ?」


一緒に……。


「……うん……」

胸を愛撫している涼太の首に腕を回すと、また優しくキスを落としてくれる。


「みわ……このまま、シよ?」


コロリと態度を変えて応じるのが恥ずかしくて。
返事の代わりに、ぎゅっと強く抱き着いた。


「オレ……けっこ、限界なんスけど……」

「……え?」

「久しぶりすぎて、止まんないかも……」

「っ!!?」


先程までの優しいキスが嘘のように、噛みつきそうな勢いで唇が重なってくる。

まるで食べられているような口づけに溺れそうになっていると、突然秘部を指が撫でた。

「っ、んうっ」


ぬるぬると蕾を刺激した後、指が中へ入ってくる。

「んんッ、ん……!!」

涼太の逞しい二の腕を掴んだ指先から力が抜けていく。

逆に身体は電流を流されているかのように、びくんびくんと勝手に反応してしまう。

「~~ッ! ふ、ぅ」

彼の余裕のなさが愛撫に表れている。

貪欲に求められているのが分かると自分の中心が熱を持ち、ずくずくと疼き始めた。


「……はぁっ」

唇と唇が離れると、2人の間を銀糸が繋ぐ。

「みわ」

いつもよりもずっと低い声で呼ばれて、思わず彼の目を見ると、それは既に深い興奮の色に染まっていた。

鍛えられた肩を上下させて荒い息を吐く一方で、ナカを探っている指はこれ以上にないほど優しく動いていて。

「暫くシてないから……ゆっくりほぐさないと」

ちゅく、ちゅくと音を立てながら奥まで探られていく感覚に、もう耐えられない。




貫かれたい、このひとに。




「りょーた……入ってきて……」

それを言うのはあまりに恥ずかしく、涼太の耳元でそっとお願いしたら、彼の肩がビクンと跳ねた。

「ちょ、みわ……余裕ナイんだから、煽らないで……はッ……もっと……ゆっくり」

「やあ、はやく……奥まで、いちばん、奥まで」

はしたない。みっともない。
分かっているけれど、彼に征服されたい。

お願い、何も考えたくない。
涼太のこと以外、何も。


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