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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第67章 想い


「よいしょっ……と」

さつきちゃんは何も気にした様子なく、どんどんと衣服を脱いでいく。

彼女が薄いキャミソールを脱いで、曝け出したふたつの膨らみに釘付けになっていた。

何、これは。

え、何、これ。

これ、私についているものと同じもの?
本当に?

疑いたくなるほど、質量が違う。
盛り上がった肉に、深く刻まれた谷間。

アダルトビデオで見た女優さんなんて目じゃない。

艶があって、柔らかそうで。
これは、"おっぱい"だ。

自分でも何を言っているか分からないけど、これぞおっぱい。

彼女の立派なものに比べたら、自分の貧相なコレが申し訳なくなってくる。
同じカテゴリに分類されているのがもう、申し訳ない。

「みわちゃん、脱がないの?」

もういっそのこと、拝ませて欲しい。
本当にその一部でいいから、分けて貰えないだろうか。

「みわちゃん」

「あ、はい、呼んだ?」

「呼んだ? じゃなくて! ほらほら、みわちゃんも脱いで脱いで」

「う、うん」

促されるままに、ジャージに手をかけていった。

「みわちゃんって、肌が透き通るみたいに白くてキレイ」

いえ、キレイなのはそちらのおっぱい様です。
その見事なボディは、芸術品だもの。
意を決して、下着の上のキャミソールを脱いだ。

「わ……」

どうだ!
さつきちゃん!
小さいでしょう!
もう半ば自棄になっていると、さつきちゃんが赤面しているのが分かった。

「……え? さつきちゃん、なに?」

「……きーちゃんって……本当に、独占欲の塊みたいだね」

どういう意味?

さつきちゃんの目線を辿って自分を見下ろすと、身体中に涼太がつけた痕が残っていた。

「あッ!」

し、しまった。
まさか誰かとお風呂に入ることなんてないだろうと、油断していた。

身体中に散らされた花は、いつでもあの夜を鮮明に思い出させてくれる。

「あの、これは……」

「いいな、みわちゃん」

さつきちゃんはぽつりとそう呟いて、風呂場に入ってしまった。

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