第23章 体育祭
体育祭当日。
次の種目のため決められた場所に整列する。
「...あれ?........ひ、なたくん?だっけ?」
見覚えのあるオレンジ色の髪が目に入る。
彼も持久走に出るのか。
「あ!えっと菅原先輩の!」
「...持久走走るんだ。男子からだよね?頑張ってね。」
「ありがとうございます!」
そう言って自分の場所に整列する。
「...日向!誰だよあの美人な先輩。」
「へ?あぁ、部活の先輩の彼女。」
「...バレー部ってマネも美人だし可愛いし、、なんでバレー部ばっか!!」
後ろで日向くんたちが騒いでいるのが聞こえた。
....確かに、バレー部のマネージャーって2人とも可愛いし、、、菅原、そんなマネと毎日一緒なのか。ちょっとだけやだな。
「 しずくー!!」
後ろから名前を呼ばれる。
振り返ると菅原とバレー部の男の先輩が2人。
「今からだろ!頑張れよ!」
「...菅原に言われなくたって...」
ああ、また素直になれない。
「持久走って大変だな。日向も出るって言ってたけど、頑張ってね。」
背の高い、たしか、西谷にあさひって呼ばれてたきがする。
「...あ、ありがとうございます。....旭...先輩//?」
「へっ!あ!うん///」
先輩。先輩ってなんか照れるな。
「........あーさーひー((怒。人の彼女に赤面すんなよ! しずくも、俺も一応先輩なんだけどー。」
「...だって、菅原は菅原でしょ。それに、恋人のこと先輩って呼ぶの、ヤダ//...じゃ、私もう行くから。」
そう言って 私は列に戻る。
「........ 桜山さんって、あんな感じだっけ?」
「...俺も思った。前はもっと他人を寄せ付けないような感じで冷たかったのに。」
「...にしし。可愛いだろ。部活とかよく見にくるようになったけど、2人とは話したことなかったっけ?」
「そういえば、確かに見に来てるな。」
「...よーし! しずくをよく見えるとこ応援しに行くぞ!」