第16章 確信
気がつくと、夕方になっていた。
玄関の方から足音が聞こえる。
「お邪魔しまーす。」
りょー君だ。
「..............。」
何も答えない。
「 しずく、寂しかった??ごめんね、こんなところに一人にして。寂しかったよね。心細かったよね。だって、泣いてたもんね。」
「な、、」
「何でって?全部聞いてたよ?」
そうだ、どうしてそこまで頭が回らなかったのだろう。
この部屋にも仕掛けられていたかもしれないのに。
「それにしても、助けてー。は酷いんじゃない?ちょっと、傷付いたなー。」
そう言って りょー君は笑顔で私をベッドに押し倒す。
「今日は、ちょっとだけ、痛くしゃちゃおうかな?」
「い、いや_______」
第17章へつづく