• テキストサイズ

ヒトリヨガリ【ハイキュー】

第16章 確信



しずくside


結局、昨日から りょー君は部屋には来なかった。
食事も食べる気になれず手をつけていない。

今日は、木曜日。
りょー君はこの時間、仕事に行っているはずだ。

窓を開けて叫んだら外に聞こえるだろうか?
少し、高い位置に設置された窓を開く。



…………。


「助けてーー!!!!!」

誰かに聞こえただろうか?
でも、外に人影はなく、誰かに届いた様子はない。
夜に大声を出せば、隣に居る りょー君が飛んできてしまう。

「、、、はぁ。どうしたら....。」

私はもう、ここから出られないのだろうか。
怖い。
唇を噛みしめる。

「……うっ…_____」

視界が歪む。
目から涙がこぼれる。怖い。

もう、菅原には会えないのだろうか。
そんなの、嫌だ。会いたい。

「ひっく______...会い....たいよ。.....っぐ....」






私はそのまま、泣き疲れて寝てしまった。


/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp