• テキストサイズ

ヒトリヨガリ【ハイキュー】

第6章 帰り道


しずくside

来週の土曜日。
予定はとくにはいっていない。

「....部活は?」

「その日は午前中だけなんだー。」

「へー。で、それと、わたしの予定となにか関係でもあるの?」

わざと素っ気ない態度をとる。

「いや、暇だったら一緒に遊び行くべ。」

「...........行きたい。」

考えるより先に口に出していた。

「でも......。」

りょー君の顔が頭をよぎる。
本当に行ってしまっていいのだろうか。

「約束だべ!指切り。」

菅原はそういって笑顔で小指を差し出してきた。
私は、これを断らなければいけなかったのだろうか?
どんどん、自分が取り返しの付かないことをしている気分だった。



でも、繋いだ小指は暖かかった。


第7章へつづく

/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp