第6章 帰り道
菅原side
....あれ?さっきまでいたのに、帰ったのかな?
周りを見てもしずくは居なかった。
「...桜山、それどーしんだよ、大丈夫か?」
「水浴びでもしてきたのか?そして、なんかエロいな。」
西谷と田中の声が聞こえる。
振り返ってみるとしずくがずぶぬれだった。
「ちょ、風邪ひくぞっ!」
というか、シャツとかスカートとか肌に張り付いてていろいろヤバい。
「ほっといて。着替え持ってないんだし仕方ないでしょ。どーせ、雨降ってるし、違和感もないでしょ。」
「いやいやいや、そーゆう問題じゃなくて。」
自分の格好をかんがえろよー//
「あ、俺、着替えの予備あるんで、貸しましょうか?」
ナイス影山。
「んー......。」
なんで、悩むんだ。
借りてきゃいいじゃん。
「.王様の服なんて着たくないんじゃなーい?どーせ、あれでしょ。単細胞のやつ。」
「はー?」
「あーもー、月島も影山もやめろよ。」
「....じゃあ、悪いけど上だけ借りていい?下は多分、大きすぎる。」