第24章 お泊り
しずくside
やだ。私何言ってるんだろう。
性格悪い。別に、マネの子が可愛くたって私には関係ないのに。
「うーん...確かに、2人とも可愛いし綺麗だと思うよー。そりゃもう、すごーく。気もきくしー。そんなマネと毎日一緒だしなー。好きになっちゃうのかなー」
菅原が意地悪そうに笑う。
絶対、楽しんでる。
「...そう、なんだ。そうだよね。.....可愛くて、気の利くこのほうがいいよね。」
そう呟くと私は菅原に背を向け俯いた。
小さく肩を震わせる。
「ちょ、 しずく?!違うから違うから!... 俺にとったらどんな女の子より、 しずくが1番可愛いし、自慢の彼女だし。それからっ」
菅原があわてて私の正面に来る。
「ばーか。泣いてるわけないじゃん。真剣になりすぎ。」
そう言って笑ってやった。
「もう、心臓に悪いだろ〜。」
「意地悪する菅原が悪い。」
初めての菅原とのお泊まりは何事もなく過ぎていった。
ただ、家にいて過ごしただけなのに凄く楽しかった。
1人じゃない家、幸せでいっぱいだった。
「...菅原。また泊まりに来てもいいからね。」
「仕方ないなぁ。寂しがりやの彼女のためにいつでも泊まりに来てやるべ!にししっ。」
「......ありがと。でも...調子乗んないでよね。別に寂しがりやじゃないから。勘違いしないで。」
「はいはい。全く、素直じゃないんだから〜。」
お泊まり おしまい♡
お泊まりがテーマの話はまた書く予定です!
お泊まりいいですもんね。←