第24章 お泊り
しずくside
私、何してるんだろ///
恥ずかしい、ありえないから//////
菅原、緊張取れるどころか引いてないかな...
「...菅原。な、なんか映画とか観る?」
無音はキツい...//
「ん!いいね!なにあるの?」
「...んー。いろいろ?ん!菅原ってホラー平気?」
「おう!最近暑くなって来たしいいんじゃない?」
「よかった。オススメだってクラスの子が貸してくれたんだけど、なかなか1人で見る気出なくて...。」
「確かに、一人
暮らしだと夜とか怖くね?」
「んー...でも、もう慣れたかな。」
だつて、怖くても寂しくても りょー君がいない時は1人で入るしかなかったんだもん。
他にそばにいてくれる人もいなかったし。
今だって、前よりは周囲に人のある環境にはなったけど、一人暮らししてる以上は慣れるしかない。
「よし、見よっか!何か食べながら見る?」
「んー、晩飯食べて来たばっかだし大丈夫かな。」
「そっか。じゃあ、飲み物だけ準備してくるね。菅原、コーヒーとココアどっちがいい?あ、あと冷たいのと暖かいの。」
「じゃあ、冷たいココアで!」
「わかった。待ってて 。」
そう言って私は台所へ向かう。と言ってもリビングの正面。
「... しずく。今日は、誘ってくれてありがと。その、また、声かけてくれたら来るから。怖いのとか寂しいのとか、別に慣れなくていいじゃん。」
リビングの方を見る。
菅原はこっちを向いてうつむいていた。
「...ありがと。でも、大丈夫だから。それに、一人暮らしって意外といいよ?門限もないし、夜騒いでも怒られることないし。人も呼びやすいしね。」
「そっか。...なんか手伝うことある?」
「うんん。もう終わったし大丈夫。はい。」
「サンキュ。」
菅原の隣に腰を下ろす。
「見よっか。」
再生ボタンを押し、映画が始まる。