第23章 体育祭
菅原side
「おっ!今のところいい感じじゃん!白井さんも簡単なお題でクリア出来たし、この感じだと1位狙えるな!!」
現在、俺たちのチームは2位。このまま2位でタスキを受け取れれば十分1位も狙える。
しずくも運動神経いいし、目指すはこのまま優勝!
「ねぇ、この順位できてるし、走るからには1位目指そう。」
しずくが言った。
「もちろん!」
そしていよいよ俺たちが走るばんとなった。
1位との差はわずか、1年生からタスキを受け取り俺たちの前を走る2人を追いかける。
俺と しずくの息はぴったり。
前のやつらとの距離を詰めていき、並ぶ。
必死に走った。
しずくも同じ様子で足を動かしていた。
ゴールまで残り僅かになりついにゴールに2人で倒れこむ。
「やったー!!! しずく、1位だ!」
「........そ....れは、わかった...から....早くど....いて....?」
「へ....あっ/////ごめん!!」
2人で倒れこんだため、俺は しずくの上に乗っかる形になっていた。
顔が近い..////
だから、倒れたのに痛くなかったのか。
.....ん、ってことは...。
「 しずく体痛いとことかないか?!足とか大丈夫か?!」
「...心配してくれるのは、嬉しいけど...どいてくれた方が...嬉しい。.....苦しい.。」
「...悪い!!」
俺は しずくの上から飛び退いた。
「...はぁ。紐、外そうか。」
しずくが俺と しずくの足を結ぶ紐に手を伸ばす。
「...なんかもったいないな。」
「は?..何言ってるの?」
「...だって、普段人前でこんなに引っ付いたりしないだろ?....だからなんか、、」
「....................。」
しずくが無言で紐を外す。
「えっ!ちょ、俺の話聞いてた?」
「........別に、こんな紐なくたってくっつけばいいじゃん///...彼氏、なんだから//。」
あぁ、やっぱり俺の彼女は可愛かった。
これからうんとくっつこう。