第1章 一

才蔵さんがまた私のあそこを舐めてる。
恥ずかしいという気持ちはあるけれども、最初の時のような明確な羞恥は私からはもう消えていた。
今はただ才蔵さんの指や舌をずっと感じていたいだけ…。
さっきの快感の強い波を感じてからは身体中が敏感になってる感じ。
舌の刺激もさっきとは比べ物にならないくらい強くて…気持ちいい…。
もっとして欲しいとさえ思っている。
こんなに快感に溺れてしまうなんて、なんてはしたないのだろうという気持ちもあるけれど。
はじめは少し痛かった指の出し入れも今はもう平気になり、なんとなくだけれど気持ち良さも感じていた。

「あやね…いい？」
その問いかけが何を意味するか、頭ではわかっていた。
私は目を閉じたまま頷いた。
才蔵さん自身を受け入れるのだ。
布のこすれ合う音がし、才蔵さんが下帯を外している。
布の上からで膨らみがかなり大きくなっているのはわかっていた。
私は気になって薄目を開けた。
下帯から出てきた才蔵さん自身は赤黒く、かなり大きく長く思えた。
お腹につきそうなくらい反り返っている。
私は一気に緊張してしまった。
こんな大きなものが、私の中に？
む、無理な気がする。

そんな私の不安をよそに、才蔵さんは私の両足を広げ脇に抱える。
熱い先端を穴のあたりに何度か擦り付けている。
滑りを先端につけているのだろうか。
「あやね、力を抜いて」
「は、はい…」
どう考えても無理なので思わず体がこわばる。
「だめだめ、ほら、力を抜いて。」
才蔵さんの指が突起にもう一度触れる。
「あぁ…」
私は目を閉じたまま、指の動きの刺激に身をまかせる。
少し緊張がとれ力を抜くことができた。
「いくよ…」
その言葉とともに今までとは違うものすごい圧迫感が下半身を襲う。

（え？なに？これ？）

才蔵さんが入ってきたのだと思うけど…

（い、痛い…我慢できるかな…）

つい顔が歪み、歯をくいしばる。
「あやね、力を抜いてみて…」
「才蔵さん…、い、痛い…」
どうしても体がこわばる。
力を抜けと言われてもできない。
思わず息が止まる。
「もう少しで…全部入るから…」