第4章 15cmー月島蛍の場合ー
散々したあと
疲れて2人でお風呂に入っていた
『蛍くん…好きだよ』
「うん」
『ずっと…初めてあった時から
死ぬまでずっと好き』
「じゃあ死んだらどうなの?」
『私が死んだら…
蛍くんは、私の事なんか忘れて
違う人を好きになって
付き合って、結婚して
子どもつくって、幸せな家庭を持って欲しいの
なのに、私が好きだったら邪魔になるでしょ?』
「ふざけるな!」
ダンッと大きな音を立てて
xxxの顔の横に手をついた
その衝撃で湯船のお湯が大きくはねる
『け…いく、ん』
怯えた表情のxxxを優しく抱きしめた
「冗談でもそんなこと言わないで
僕にはxxxしか居ないんだよ
xxxじゃなきゃダメなんだ…」
『蛍くん…ごめん、ごめんね
私も蛍くんじゃなきゃやだよ』