第3章 小さな好敵手ー木兎光太郎の場合ー
「はぁー…遊んだなー」
『そうだねー』
「楽しいか?幸太郎」
「…うん」
「『!』」
俺には素っ気ない態度とってたくせに
ようやく、子供らしい顔見せたな…
「俺、ジュース買ってくるわ
何がいい?」
「オレンジジュース…」
『木兎くんに任せるー』
「xxxはいつもそれだな」
『だって、木兎くんは
私のことよくわかってるじゃん』
エヘヘっとxxxは笑う
「当たり前だっつーの」
俺はその場を離れ
ジュースを買いに行った
親になると子供の成長を嬉しく感じるって
聞いたけど、幸太郎見てると良く分かるわ…