第3章 小さな好敵手ー木兎光太郎の場合ー
「幸太郎寝た?」
『うん
木兎くん、今日はありがとう』
「どういたしまして
つか、あいつやたらxxxには
懐いてるくせに、俺の事は嫌ってるよな」
『んー…たぶん、あの子
親が居ないからじゃないかな…
親が居なくなって、その時一番懐かれてた
私が親代わりだったの』
「ふーん…」
そんな事があったなんてな…
『だから、私が他の人と仲良くしてると
いつもあんな感じなの
私もどこか行っちゃうって
思ってるんだろうけどね』
xxxは可愛いでしょ
と言って笑った
あんなちっちゃいくせに
そんなことまで考えてんのか…