第2章 ドクセンヨクー及川徹の場合ー
「落ち着いた?」
『うん…ごめんね』
俺の家に連れてきて
しばらくするとxxxは
落ち着いたらしく震えも止まっていた
『あの…さ、及川くん
この前の演技の話…してもいいかな?』
「別にいけど…」
正直な所、もう聞きたくない
これ以上真実を知って傷つきたくなかった
『わ…私ね…
及川くんの事、好きで…好きすぎて
どうかしちゃいそうなくらい好きなの』
思っていたのと180°反対の答えが返ってきた
xxxは顔を真っ赤にしながら
さらに続けた
『女の子たちに囲まれてる時だって
ヤキモチやいて…
エッチのときも…私初めてなのに
及川くん引くくらい気持ちよくって…』
「xxx、待って
演技ってそっち!?」
『そっちって最後まで聞いてたんじゃないの!?』
「俺たち…
すれ違ってただけって事?」
『そう言う事になるのかな?』
「ふはっ
なんだよ、xxxは俺の事
好きじゃないのかと思ってた…」
『そんなわけ無いでしょ
ずっと、ずっと、好きだよ…』
そう言ってxxxは俺に
抱きつきながらキスをした
『キスするの久しぶりだね』
xxxは照れくさそうに笑う
「確かに、1か月ぶりくらい?」
『キスの味も及川くんの体温も
忘れちゃってた』
「じゃあ、もう二度と忘れないように
体に教えてあげる
ベッドの上で」