第2章 ドクセンヨクー及川徹の場合ー
はぁ…監督話長い
部活が終わったあと
俺だけ呼び出され話をしていると
皆は部室に移動したあとだった
扉を開けようとドアノブに手を掛ける
「xxxはさ、
なんで及川と付き合ってんの?」
!?
「あー、それ確かに気になる
あいつ女の子大好きじゃん」
「及川は、xxxがヤってるとき控えめで
可愛いーとかって騒いでるよな」
ちょ…何言ってんの!?
それセクハラでしょ!
その先は聞きたくないという思いと
聞きたいという思いで頭がいっぱいになり
俺はその場で固まった
『演技ですよ』
えん…ぎ?
演技ってどこまで?
俺の事好きって言ったのも…
俺は頭が真っ白になってその場を走り去った
外は雨が降っていたが
それも気にせず走って家へ帰った
「xxx…」
演技ってなんだよ…
俺今まで…xxxに無理させてたってことかよ